漁村情報専門部会


漁村地域における情報化構築手段の検討

漁村情報専門部会は、建設コンサルタントや電気通信事業者の専門家より構成されています。
研究課題は主に漁村地域の生活系の情報基盤整備に関する研究を行っています。漁村地域はその多くが離島・辺地に位置し、人口規模も小さいため、都市部はブロードバンド化が進む一方で、漁村地域は、ADSL、光ケーブル等の情報基盤整備が遅れており、将来、都市との情報格差が生じる可能性があります。
日本では年々漁業就業者が老齢化しつつある一方で、漁業を継承しようとする方々や漁村に魅力を感じ、UターンやIターンをして定住する方々も増えています。
漁村情報専門部会ではこれらの課題に取り組むべく「漁村地域における情報化構築手段の検討」をテーマに、

1.光ケーブル、ケーブルテレビ等の技術的・経済的インフラ手法
2.安心・快適な生活を現実するアプリケーション技術

等について調査研究を行い、住みよい漁村環境を実現していきたいと考えます。
平成15年度においては、ケーススタディを行うため、情報化を推進する現場に実際に赴き、漁村地域における情報化課題の分析および提案を行いました。
今後も、このような活動を継続し、研究成果を向上させながら、最終的には情報技術を活用した漁村地域のグランドデザインの策定に寄与したいと考えています。漁村の情報基盤整備を進めたいと考えている事業主体のかたがたより指導・提案をお待ちしています。


情報基盤の整備例(平成15年度提案分)