魚礁漁場専門部会


新たな魚礁・増殖礁の開発

本専門部会は魚礁、増殖礁等を製作しているメーカー10社から構成されております。
漁場・増殖場の造成等の環境創造を対象にハード・ソフト両面の検討を支援しています。
特に最近は環境に対する世論の高まりを背景に、従来からの目的である漁業資源の増大に加え、新たに海洋環境の改善等を組み合わせた魚礁・増殖礁の開発を目指しております。
また、地先における比較的小規模な漁場造成ではなく、大規模漁場造成の検討等も行っております。
魚礁漁場、増殖場造成に関わる団体として、水産資源の持続的利用と良質な水産物を安全で効率的に供給する体制の整備の一端を担っていることを自覚し、より良い漁場造成のあり方を目指して日々活動しております。
以下、本研究部会における活動概要を紹介します。


○魚礁・増殖礁の調査研究

より良い魚礁・増殖礁の姿を追い求め、従来知見の収集、調査研究、各社技術の把握、また地域のニーズ調査等を行っています。


○付加機能部材・新素材に対する調査研究

魚礁・増殖礁に石材・瓦など異種材料を組み合わせたハイブリット型の研究やリサイクル材の活用等を検討しております。


○魚類の蝟集効果に対する資料収集整理・活用

魚礁は様々な箇所で蝟集効果調査が行われており、これらの情報を収集・整理し、効果の高い魚礁の開発を目指しております。


○増殖場における増殖効果の資料収集整理・活用

幼稚仔魚の保護育成礁、産卵礁、藻場礁など、増殖場・藻場に関する情報を収集・整理し、環境に配慮した増殖礁の検討を行っております。


○普及広報活動


これからの人工魚礁に関する調査、研究、および新技術の開発

天然の礁は各種の生物や魚藻類の育成、蝟集の場となり、それが好漁場になっていることは、よく知られています。 また、沈設した古船などにも同様の現象が見られます。 魚礁漁場は海底に鋼製やコンクリート製等の構造物を設置して「人工の礁」を建設し、有用魚類を蝟集させて好漁場を造成するものです。 この施設には、生物、魚藻類の育成、蝟集の効果を上げるため、形状を持たせると同時に、効果に見合うコストにより設置されなければなりません。


また、この人工魚礁の材料に関しても、鋼製、コンクリート製、FRP製等の各種様々なものが開発されており、各種の実験と研究データに基づき各メーカーから商品化され実用化されています。
当専門部会は、これからの人工魚礁に関する調査、研究、および新技術の開発を行い、地域のニーズに応えた、より良い魚礁漁場造成技術の提案を行っています。


なお、当専門部会では、あらゆる素材からなる人工魚礁に関して、下記の技術を保有しています。

・漁場造成計画の策定技術
・鋼製魚礁の設計、施工技術
・コンクリート製魚礁の設計、施工技術
・FRP魚礁の設計、施工技術
・高層(超高層)魚礁の設計、施工技術
・ハイブリット魚礁の設計、施工技術
・浮魚礁(表層、中層)の設計、施工技術